美容室の多店舗展開で大切な店舗設計|同じデザインにすることがブランドではない

query_builder 2026/09/17
美容室の多店舗展開で大切な店舗設計|同じデザインにすることがブランドではない

美容室の多店舗展開で大切な店舗設計|同じデザインにすることがブランドではない

美容室を1店舗経営し、スタッフが増え、売上が安定してくると、次に見えてくるのが2号店・3号店への多店舗展開です。

そのとき、店舗設計についてこんな疑問が出てきます。

「2号店も1号店と同じ内装にした方がいい?」

「店舗ごとにデザインを変えると、ブランドがバラバラにならない?」

「多店舗展開しやすい美容室のレイアウトとは?」

J.V designでは、多店舗展開で重要なのは、1号店をコピーすることではなく、1号店でつくった価値を次の店舗へ継承しながら進化させることだと考えています。

美容室の店舗設計は、店舗数が増えるほど「デザイン」だけではなく、ブランド、スタッフ動線、オペレーション、採用、コストまで考える必要があります。

今回は、美容室を2号店・3号店へ成長させるために、店舗設計で考えておきたい3つのポイントを紹介します。


美容室デザイン

同じデザインにすることが、ブランドではない

2号店を計画するとき、

「1号店と同じデザインにしてください」

という考え方があります。

もちろん、ブランドとして統一感を持たせることは重要です。

しかし、1号店の内装をそのままコピーすることが、必ずしもブランドづくりになるわけではありません。

例えば、1号店が表参道、2号店が住宅街だったとします。

立地が変われば、街の雰囲気、人の流れ、客層、店舗の見え方も変わります。

さらに物件ごとに、坪数、間口、奥行き、天井高、窓の位置なども違います。

それなのに同じ内装を当てはめようとすると、その物件が本来持っている魅力を消してしまう可能性があります。

では、多店舗展開では何を統一すればいいのでしょうか?

重要なのは、デザインそのものではなく、ブランドを構成する「ルール」をつくることです。

ロゴ、ブランドカラー、サイン、素材、照明、ミラー、家具など。

「この要素があれば、この美容室らしく見える」というブランドの核を決めておく。

そのうえで、物件や街に合わせて店舗デザインを変えていく。

すると、

店舗は違う。でも、ブランドは同じ。

という状態をつくることができます。

これが、多店舗展開における美容室デザインの一つの考え方です。


美容室内装デザイン

おしゃれだけでは、多店舗化できない

1店舗目の美容室では、オーナー自身が毎日店に立ち、細かなところまで管理できることがあります。

しかし、2号店、3号店と増えていけば、すべての店舗にオーナーが立ち続けることはできません。

そこで重要になるのが、店舗運営の標準化です。

これは店舗設計にも関係します。

例えば、カラー材はどこに置くのか。

タオル収納はどこにするのか。

セット面からシャンプー台まで、どう移動するのか。

バックヤードには何を収納するのか。

受付からお客様をどのように案内するのか。

店舗ごとにすべて違ってしまえば、スタッフが別店舗へ移動するたびに新しい動きを覚えなければなりません。

逆に、スタッフが使う部分に一定のルールがあれば、店舗が増えてもオペレーションを共有しやすくなります。

つまり、

見える部分は店舗ごとにデザインする。
働く部分には共通するルールをつくる。

このバランスが重要です。

多店舗展開では「おしゃれな美容室をつくる」だけではなく、誰が働いても使いやすく、店舗が増えても運営しやすい美容室を設計することが必要になります。


美容室開業

美容室のレイアウトも「標準化」できる

もちろん、すべての店舗を同じ図面にする必要はありません。

むしろ物件形状が違う以上、同じ図面にするのは現実的ではありません。

標準化したいのは、図面そのものではなく設計の考え方です。

例えば、

「セット面とセット面の距離はこれくらい確保する」

「シャンプーエリアにはスタッフが動けるスペースを確保する」

「カラー材は施術エリアからアクセスしやすくする」

「バックヤードには最低限必要な収納量を確保する」

といった基準です。

1号店を実際に営業して分かった「使いやすかったこと」と「使いにくかったこと」を整理すれば、それが2号店の設計基準になります。

これを3号店、4号店へ蓄積していけば、店舗数が増えるほど美容室レイアウトの完成度も高くなっていきます。


1店舗をつくるときから、次の店舗を考える

これは、これから初めて美容室を独立開業する方にも関係する話です。

「まだ1号店なのに、2号店のことまで考える必要がありますか?」

もちろん、最初から多店舗展開を前提に大きな投資をする必要はありません。

しかし、1号店を設計するときから、

「このお店の何を次の店舗にも残したいか」

を考えておく価値はあります。

例えば特徴的なカラー。

オリジナルのセットミラー。

外観サイン。

受付カウンターの素材。

壁の一部に使ったポイントカラー。

あるいは、その美容室独自のレイアウトや照明の考え方。

これらが将来、2号店・3号店をつくるときのブランド資産になっていきます。

1号店は、単なる最初の店舗ではありません。

将来のブランドの原型になる店舗です。


内装・外装は、ブランドを伝え続ける広告になる

J.V designでは、内装・外装こそ価値の高い広告宣伝費の一つだと考えています。

SNS時代のお客様は、来店する前にInstagramやGoogleなどで美容室を見ています。

そして、それはお客様だけではありません。

美容師も、

「この美容室で働きたい」

「こんな空間なら自分のお客様を呼びたい」

と店舗を見ています。

つまり、美容室の内装デザインは、集客だけではなく採用やブランディングにも関係するということです。

さらに2号店・3号店と店舗が増えれば、街の中にブランドを伝える場所そのものが増えていきます。

だからこそ、店舗ごとにコピーするのではなく、それぞれの店舗がブランドを発信する広告になるように設計する。

これが多店舗展開では重要になります。


2号店・3号店では「設計会社の役割」も変わる

1号店では、

「おしゃれな美容室をつくりたい」

というところから設計が始まることがあります。

しかし2号店・3号店になると、それだけでは足りません。

スタッフ人数、席数、売上、オペレーション、採用、物件条件、内装費用、ブランドの統一など、経営に関わる条件が増えてきます。

そのため多店舗展開では、単に内装をデザインするだけではなく、

「このブランドを、次の店舗でどう成長させるか」

まで一緒に考えられる設計パートナーが重要になります。

J.V designでは、1号店の独立開業から、既存店の改装、2号店・3号店、多店舗展開まで、美容室の店舗設計・内装デザインをサポートしています。


美容室は、店舗数と一緒にデザインも成長させる

多店舗展開で大切なのは、店舗を同じにすることではありません。

ブランドは統一する。
デザインはその場所に合わせる。
働き方は標準化する。
そして、店舗ごとに改善する。

1号店で得た経験を2号店へ。

2号店で分かったことを3号店へ。

そうすれば、店舗が増えるたびに美容室そのものが進化していきます。

同じデザインにすることが、ブランドではない。

おしゃれだけでは、多店舗化できない。

そして、

1店舗をつくるときから、次の店舗を考える。


これから美容室を独立開業する方も、すでに2号店・3号店を考えているオーナーも、店舗設計を「今回の1店舗」だけで考えるのではなく、その先のブランドづくりまで考えてみてはいかがでしょうか。

J.V designでは、東京・神奈川・埼玉・千葉を中心に、美容室・アイラッシュサロン・美容系店舗の店舗設計、内装デザイン、開業サポートを行っています。

美容室をつくるだけではなく、次の店舗につながる美容室をつくる。

それが、J.V designが考える店舗設計です。

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